こんにちは、ありすです。
<転職対策講座>では、
ありすがこれまで転職を繰り返す中で習得していったノウハウを
シリーズにしてお伝えしています。
前回は
「”不満”をどう扱うのか?不満を隠してはいけない理由や伝え方」
についてお伝えしました。
書類作成前の準備はいよいよ今回で終了です。
この準備が後々の書類や面接のもとになるので、面倒でもはじめにきちんとやってしまいましょうね。
ではいきましょう♪
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<転職対策講座・目次>
01.応募先をあえてざっくり選定する
02.正社員 vs それ以外の選択肢はありなのか??
03.転職の際の応募手段について考える ~ベストなやり方とは~
04.転職の際の応募手段について考える ~各応募手段のメリットとデメリット~
コラム:募集要件に満たないと応募見合わせ??勿体ない!
05.応募書類作成のその前に、超重要【自己分析】自己PRのやり方
06.つづき:超重要【自己分析】自己PRの3つのスキルとは
07.つづき:超重要【自己分析】自分軸について、そして転職理由と志望動機を強固にする
08.つづき:超重要【自己分析】「不満」の扱い方
09.つづき:超重要【自己分析】転職ストーリーの完成★いまここ
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前回は転職における「不満」の扱い方について話をしました。
転職するということは
今の職場で「叶えたいこと」を実現できないという状況が必ずあります。
つまり不満が必ずあるということ。
この「不満」を隠さずに希望とセットで伝えることで、
説得力と一貫性のある転職理由・志望動機となることがご理解いただけたと思います。
今回はいよいよ、転職ストーリーを完成させる段階です。
目次
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転職ストーリー完成
さて、ここまで自己分析ができたら、
あとは自分の転職ストーリーを完成させるだけです。
振り返ってみましょう。
自己PRの回で自分のスキルの整理をしましたね。
テクニカルスキル、ポータブルスキル、ヒューマンスキルの3つに整理した、
あなたのスキルです。
そして、転職理由と志望動機の整理もOKでしょうか?
自分軸が何なのか?
まずそれをしっかりと明確化すること。
そして、自分軸を基軸として、
不満を裏返しにした転職のきっかけがあり、
”自分軸(=「叶えたいこと」)”と応募先企業の強みや特色をからめて「志望動機」を組み立てること。
ここまで整理できていれば、あとは自分の転職ストーリーをまとめましょう。
転職ストーリーの組み立て方
転職の面接でははじめに経歴を聞かれることがほとんどです。
なので、
転職ストーリーを一通り完成させれば、
そのままそれを面接冒頭で使えるようになります。
もちろん応募書類を作成するときにもこの転職ストーリーが役に立ちます。
基本的には、転職ストーリーは以下の流れです。
時系列に、最終学歴の卒業から話していくので良いでしょう。
例)大学を卒業後、○○社に入社、△△部署に配属、何年勤務した。
例)そこでの具体的な職務の内容、どんなことをしていたか、どういったスキルをどのような頻度でどんな場面で、またどんなレベルで使っていたかなど。
例)その業務をする中で、身についた能力や伸ばすことができたスキルについて。根拠となるエピソードと共に語る。
例)得たスキルを今後どのように生かしていきたいか、また伸ばしていきたいか、志望先の企業の業務内容や特色と絡めて、自分のスキルが志望先企業と親和性があることをアピール。つまり志望動機も絡めて自分のスキルを語る(現在軸と未来軸)。
これまで自己分析で整理した自分のスキルや経験を、
上記のような感じで時系列のストーリーに完成させてください。
紙に書きだすことの意味
そして、紙に実際に書きだすことを強くおすすめします。
なぜなら、
頭の中だけでやろうとすると、
中途半端な状態できちんと考えがまとまっていないことがほとんどだからです。
また一度紙に書きだしておけば、
面接の直前に見返したりできますし、
万が一面接で緊張しすぎて頭が真っ白になって話せなくなったときに、
紙を見ながら話せばいい、というお守りにもなります。
実際にそんな風に面接の場でメモを取り出すことは無いにしても、
「もし最悪の場合は紙を見ながら話せばいい」
と思えることは、心の余裕につながりますよ。
ストーリーになんてしなくても、自分のことは自分でわかってる、という人へ
自分のことなんて自分でわかっているので、
改めて整理してストーリーを完成させておかなくても平気、と思っている人。
何を隠そう、私自身もそんな風に思っていて、
昔はきちんとした準備をせずに転職活動に臨んでいました。
(そして見事撃沈していました!)
今まで経験してきたことを話すだけなんだからと侮っていたのですが、
面接本番で緊張した状態では、
とっさに言葉が出てこなかったり、
その場では思い出せなかったり、
おかしな流れで話してしまったり、
そうしているうちにさらに焦って言葉に詰まり、もうさんざんでした。
意外と自分のことってわかっているようで、
人に語れるレベルでは分かっていないものです。
具体的な言葉にして、他人に説明できるかたちで理解していればいいのですが、
ほとんどの方はそうではないので、
事前に一度転職ストーリーをしっかりと組み立てて、整理することを強くお勧めします。
さらに言えば、採用担当者は赤の他人で、あなたのことは何も知りません。
超能力者でもスーパーマンでもないですし、
どんなに公平に見ようとしてもある程度の偏見を持つただの人間なんです。
そういった人間に、
限られた文章や限られた面接の時間の中で、
あなた自身のことをわかりやすく伝える必要があるので、
あらかじめ整理して準備することが必須なのです。
転職回数が多い人へまとめ方アドバイス
ここで、転職回数が多い方に向けて、
転職ストーリーのまとめ方のアドバイスをしたいと思います。
というのも、
転職回数が多いと、
先にお伝えした転職ストーリーのまとめ方で全職歴を説明すると、
めちゃくちゃ長くなってしまう可能が高いのです。
(はい。私がまさにそうでした。)
基本のまとめ方は同じなのですが、
少しだけ工夫することで、
ぐっと凝縮されて伝わりやすくなります。
ポイント:応募先に一番近い内容の職歴1-2件に絞って説明する
もしすでに経験社数が3社以上ある場合は、
応募している企業の職務内容に一番近い職歴1-2社にフォーカスして話すことをお勧めします。
理由は、
応募企業に近い職歴について詳しく説明することにより、
一番アピールしたい職歴を目立たせることができること、
話が長くなるのを防ぐこと
の2点です。
企業が応募者の経歴を見たときに、
結局一番話を聞きたいのは、
その募集職種や企業に近い内容の職歴について、なのです。
近い内容の職歴について聞くことにより、
実際に採用した場合の活躍度や企業へのフィットを推し量れるからです。
逆に、全く関係ない職種については、
話したところで採用担当者は実はあまり聞いていません。
なので、
応募企業の内容とはかけ離れた職歴については、
詳しく言及する必要は無し。
会社名とポジション又は簡潔な職務内容、在籍期間をさっと伝える程度で、
すぐにその次の職歴の説明に移ってしまったほうがいいです。
その代わり、
応募企業に近い職歴についてはきちんとストーリーの中で説明し、
採用担当者に自社で活躍してくれるイメージを持たせましょう。
ポイント:初めに業界ごとのトータル社数を伝える
職歴が多い場合、初めに簡単にトータル社数が何社か伝えると良いかと思います。
初めに目次を見せてあげるイメージですね。
これがなくて、職歴が多いと、
エンドレス??この職歴いつまで続くんだ?
と思われてしまいます。
特に私のように、
・航空業界の接客系
・接客販売系
・ファッション商材の営業事務
・零細商社の営業 etc.
といった感じでバラエティーあり過ぎの場合、
で伝えると、受け手としては聞きやすいようです。
私の場合の具体例ですが、
「私は2xxx年にA大学を卒業後、
航空業界のお仕事を2社、
一般業界のお仕事を、現職含めて4社
経験してきました。」
という風に、はじめに伝えていました。
このようにはじめに言及することで、
聞き手側も大まかな話の流れが予想でき、
職歴が多い場合でも聞き手に伝わりやすくなります。
まとめ
繰り返しますが、この転職ストーリーが出来上がっていることが、とても重要です。
なぜなら、
この転職ストーリーが応募書類作成でも
面接のときにも
自分が伝える内容の「基本」となるからです。
なのでしっかりとここでストーリーを作り上げておきましょう。
そうすれば本当にあとが楽になりますよ!
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