営業事務の内容って?何するの?面接で必ず確認しよう

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こんにちは、ありすです。

今回は「営業事務」という仕事について、

私の実際の経験を元に

掘り下げて書いていきたいと思います。

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そもそも営業事務って、何?


「営業事務」とは、そもそもどんな職種を言うのでしょうか?


じつはこれ、超重要なポイントです。

なぜなら、営業事務という職種(?)には

はっきりとした定義がないからです。

つまり、あまりにも指している範囲がざっくりしていて曖昧なのです。

会社や業界によって営業事務の内容は全然違う


まずは、営業事務と言っても、

会社や業界によって内容が全然違う

ということを認識しておく必要があります。


中でもあるあるパターンを紹介しましょう。

営業事務あるある

営業事務=ガチガチの営業活動以外の仕事ほとんど全て含む♡

(「ガチガチの営業」というのは、ここでは担当アカウントに実際に訪問して営業するような部分を指しています)

よくあるパターンとしては、

・営業事務は営業の補佐
・営業に関する事務作業全て
・営業に関さない事務ってほとんどない=ほぼ全ての事務
・なんなら状況によっては営業の仕事もヘルプ的にすることも
・ただ営業と違い個人のノルマや予算は通常無い

となります。

あれ、漠然としたまま。っていうか結局全部じゃん・・・

営業事務というポジション名を使っているのは、中小零細に多い


「営業事務」というポジション名(?)がある会社は、

かなり少人数や小規模の会社である可能性が高いです。


なぜなら、

大きな企業では通常、

部署やセクションごとに別れてそれぞれが業務を担当しています。

そのため、「営業事務」という曖昧な表現は使用せず、

それぞれの部署の担当領域、つまり、

マーケティング担当、カスタマーサービス担当、プレス担当、営業担当・・・

という感じでポジション名が設定されているはずだからです。



なので、「営業事務」というポジション名の場合、

・その会社は小規模の組織である可能性
・営業事務という曖昧なくくりの中に、たくさんのポジションの業務が含まれている可能性

が極めて高いです。

別の呼び名だけど、営業事務とおそらくだいたい同じものを指しているもの


営業事務というワードを使っていなくても、

おそらく同じようなものを指していることがあります。

例えば、

・営業アシスタント
・営業補佐
・内勤営業
・カスタマー担当

これらはだいたい営業事務と同じようなものを指している認識で良いでしょう。

営業事務、具体例


ここまでで、

「営業事務って営業に関連する幅広い仕事する可能性高いんだな」

ということはご認識いただけたと思います。


・・ただもう少し具体例が欲しいですよね。


というわけで、あくまでありすが過去にいた会社での事例になりますが、

営業事務としてどんな仕事をしていたのか、

詳しくお伝えしたいと思います。


まず予備知識として、私が働いていたのは、

・ファッション関連アイテムの輸入代理店の会社
・オフィス人数は5人(営業2人、営業事務2人、経理1人)

という会社です。

(私がブログ内の他の記事で「やりがいブラック」と読んでいる仕事です 笑)


オフィス5人だけの超零細なので、

大企業であればいくつもの部署に分担するような仕事を、

今思えば「営業事務」のざっくりした名目でそれはそれは幅広くたくさん担当していました。


主に、

①海外営業・輸入関連業務
 
②サプライチェーン・ロジスティクス的業務

③カスタマーサービス的業務

④プレス・マーケティング的業務

になります。


以下詳しく説明します。


海外営業・輸入関連業務


主に海外の担当先とのやりとり(コレポン)や、輸入に関する業務です。

部署で言うと、海外営業や輸入部署の担当領域です。

私のいた会社では、

海外の各担当ブランドと直接やりとり(主にメール)をし、

在庫確認や商品についての問い合わせ、

納期の交渉や出荷状況の確認を行なっていました。

海外相手なので優しくやっているとなかなか商品は届きません。

時にかなりハードな交渉をすることもありましたね・・・


また海外から発送されてから日本に貨物が付き、

輸入通関などに関しても行います。

航空便がメインだったので手続きは簡略化されてはいましたが、

大きい会社であれば”輸入担当”の行う領域だと思います。

サプライチェーン・ロジスティクス的業務


委託先倉庫での商品の入荷管理、出荷指示など

部署で言うとサプライチェーンマネジメント(SCM)やロジスティクス(物流)の領域になります。

海外から出荷された商品が通関されて国内につくと、

通常は委託先の外部倉庫に商品を入庫し、委託先を通してシステムで管理、適宜出荷指示を行います。

また扱っていたブランドや商品の特性上委託倉庫での検品が難しいものもあり、

そういった商品は自分のいるオフィスに商品を着荷し、

実際の受け取り・検品作業・そこから卸先へ出荷作業(梱包や)も

一部私自身で行なっていました。

他の色々な事務や作業と並行して検品や梱包をするのは、

疲れるし時間もかかるしで大変でした。

完全にロジスティクスの領域ですね笑

おかげで常に優先度を考えて超効率的に作業する癖が身につきました。

カスタマーサービス的業務


卸先のアカウント(お客様)との様々なやりとりや対応です。

大きい会社であれば、カスタマーサービス部署(CS)の領域になると思います。

アカウントからの受注、受発注システムへの入力、海外へ発注手配、

アカウントからの商品の在庫確認や納期の確認、商品に関する問い合わせなど、

また修理品の対応や、クレーム対応なども含みます。

アカウントによって専用伝票での出荷が必要であったり、

入荷連絡が必要であったり、

そういった細かいことにも気を配る必要があります。

対お客様なのでやはり神経を使いますし、

どうしてもクレームもあるのでなかなかプレッシャーのかかる部分でした。

プレス・マーケティング的業務


扱っていたのがファッションアイテムであったため、

年に数回新商品の展示会がありました。

展示会の準備・運営・展示会での営業活動・レセプションパーティーでの対応などになり、

通常はマーケティング担当やプレス担当の領域になると思います。


展示会に向けて各ブランドから新商品の情報ができあがりますので、

なるべく早くに新作情報を入手し、英語の資料があるものは和訳した日本語版を作成します。

プレス向けに配布する資料(プレスリリース)も作成していました。


これらの作業が大変なのは、

新作の情報がなかなか出そろわず(相手が海外なので、予定通りに行かなかったりして雑なのです・・)、

資料作成を余裕をもってすすめたくても外的要因でそうできない部分ですね。

また新商品のサンプルを入手する必要があるので、

海外の各担当者と密に連絡をとって、

なんとか展示会に間に合うようにサンプルを揃えなければいけません。

サンプルが揃っていないと展示会の意味がないので、

ここはかなり神経を使います。

これはプロダクト(商品)系部署の領域かなと思います。


展示会当日は会場の設営からはじまり、

日中は来客との商談をいち営業として行なっていました。

普段は電話対応等はあるものの、

商品の営業活動を行うことはなかったのですが、

少人数の会社なので、展示会ではいち戦力としてしっかり営業活動を行なっていました。


日中の商談以外に、プレス向けのレセプションパーティーもありましたので、

レセプションパーティーの企画、実際の来客の対応も行なっていました。

このあたりはプレス部署が行う領域かと思います。

数少ない華やかな場ではあるのですが、

当然ながら裏方に撤するので、美味しい思いはできません笑

展示会は朝早くからはじまりレセプションパーティーは遅くまで立ち通し、

翌日も朝から展示会で商談なので、

年に数日のこととはいえ、本当にくたくたになって仕事していました。


まとめ:営業事務の内容は面接でしっかり確認しよう


営業事務という括りは仕事の範囲が曖昧だということ

したがって会社によって内容が様々であること、

そしてご参考まで、ファッション系アイテムの代理店会社の営業事務だった私の経験した内容をご紹介しました。


いかがでしたか?


自分で営業事務として担当していた仕事を書き出してみて、

改めて幅広い色々な仕事をしていたんだなぁと実感しました笑


このことからもご認識いただけると思いますが、

営業事務というポジション名の場合、

かなりたくさんのタスク(業務)が含まれる可能性が高いです。

これは色々な経験ができて仕事を通して成長するチャンスになるというメリットがありますが、

実際に精神的・身体的負担やプレッシャーが大きかったりというデメリットもあります。

自分がやりたく無い仕事が含まれている可能性だってあるのです。


なので、営業事務というポジション名に応募するみなさんに気をつけてもらいたいのは、

入社してからの「こんなはずじゃなかった!!!!」を防ぐために、

しっかりと仕事の内容を面接の場で確認すること

これに尽きます。


箇条書きのようなかんじで、

どのようなタスクがあるのかを面接官に端的に教えてもらってもいいですし、

「自分が入社して働いた場合の典型的な1日の流れ」を教えてもらう、

もしくは、「1年のスパンで年間の大きなスケジュール」を教えてもらうのもおすすめです。

繁忙期や閑散期など、業務量に起伏があるのかなども重要ですね。

面接の最後に通常こちらから質問をする時間がありますので、

しっかりと質問をして、

なるべく詳しく、リアルに営業事務の仕事内容を教えてもらうようにすると

入社後のミスマッチという不幸は避けられると思いますし、

応募ポジションへのやる気も見せられて理解も深まるので、ぜひおすすめです。




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