ブラック企業の見分け方について、ブラックで働いていたわたしが書いてみる

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こんにちは、ありすです。

自己紹介の記事を読んでくださった方はご存知かもしれませんが、

わたしは以前ブラックな会社で働いていました。

(グランドスタッフの会社ではなくって、わたしが「やりがいブラック」と呼んでいる4社目の会社のことです)


ブラックっていっても色々と定義や基準があると思うんですが、

私はいじめと一緒で働いている人が心底ブラックだと思ったらもうその会社はブラックなんだと思うんですよね。


ちなみに私のいた会社は

・典型的なワンマン経営で社長の好き放題、

・幹部はイエスマンしかいなくてパワハラ横行している、

・もちろん人材は使い捨て同然で離職率高い

みたいな会社でした。


実は私はこのブラックな会社の採用面接を受けた時に、

色々と危険信号を感じていたんです。


でも、その時はどうしても転職がしたいという気持ちが強かったのと、

その会社のやっていることや募集のポジションがやりがいがありそうで魅力的だったこと。

この2点により、自分の心が面接で感じた違和感を無視して入社したのでした。


あとからその自分の直感を無視したことをどれだけ悔やんだか・・・

と同時に、人間も意外と動物的カンが働くんだなぁなんて思いました。


というわけで今回は、

実際にブラックで働いた私が、

ブラックに入らないために、

転職活動時にブラック企業を見極める方法をお伝えしたいと思います。

特にベンチャーや中小企業を検討されている場合は参考にされてくださいね。

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求人で見極める


まず、求人を探す段階ですが、

正直私は、この段階ではブラック見極めは極めて難しい、

というよりほぼ不可能と思っています。


なぜなら、

求人にはどの会社もいいことしか書いていないし、

文字と写真程度ではほとんど判断ができないからです。


敢えて危険キーワードをあげるとするなら、

・アットホーム(→組織が体系化されてなくてなあなあなだけの可能性)

・少数精鋭(→人手が単に足りてない、募集しても次々人がやめてしまって続かない職場の可能性)

・裁量が大きい(→まともな指導もなく訳も分からない状態でいきなりやらされる可能性)

・やりがいある(→仕事のやりがいを盾に劣悪な待遇で搾取する可能性)

などがありますので、こういったキーワードにはとりあえず敏感になっていてもいいかもしれません。


ですがこれらは可能性レベルの問題で、

当たり前のことですが上記の文言を使っていても良い会社はいくらでもあります。


なのであくまで言葉の裏の意味がある可能性を意識し、

鵜呑みにせずに批判的思考を持って面接に臨む、

くらいの気持ちでいましょう。

面接で見極める


さて、ここからが本番です。


文字や画像しか手ががりのない求人段階と違い、

面接ではありとあらゆる情報を収集しましょう。

それこそ五感をフルに働かせるのです。


面接では実際に企業のオフィスに出向き、

実際にその企業で働いている中の人と対面し、

話をします。

これ以上の情報収集の機会はありません。


企業側はあなたのことをほんとうに採用したいか、

採用するに値する人間かを見極めようとしますが、


あなたもしっかりと

その企業はほんとうに自分が働くに値する企業なのか、

ということを見極めるのです。


チェックポイントとしては

・オフィス環境

・面接官

・面接官以外の社員

を徹底的にチェックしてください(不信感を与えない程度に!)。

オフィス環境


まずオフィス環境ですが、

まず

「通された会議室なり来客スペースは、普通にきちんとしているか?」

「あなたが通されたところから見える範囲に

明らかに整理されていないようなグチャグチャの空間があったりしないか?」

ということをしっかりとチェックしてみてください。


まともな会社でしか働いたことがない人は信じられないかもしれませんが、

ブラックな会社は平気で散らかったオフィスに部外者を招いたりしてしまいますし

(彼らにとってそれが「普通」のオフィスなので、抵抗がないんですよね笑)

そもそもまともな来客スペースすらなかったりします。


まぁ上記は少し極端な例ですが、

オフィス環境で違和感を感じることがあればその違和感はだいたい的中しています。


会議室や来客スペースに行くまでに、オフィススペースの横を通ったりすることもありますが、

この場合は大チャンスです!


目を皿のようにして観察しましょう。

来客スペース以外のオフィス環境はまともか。

そこでどんな人が働いているか。

こちらに対してどのようなそぶりを見せるか。


さらに私が強くおススメしているのは、

可能であればその会社のトイレをお借りすることです。

トイレに行けば、まずそこに行くまでにオフィスの奥の方の様子が見えたりするかもしれません。

あまり来客した人が頻繁に見ない空間も、最低限きちんとしているのか?

ということはその会社の素の部分がどうなのか?ということにも繋がります。

そして、

・トイレはきちんと清潔か?(あなたの主観でいいです)

・管理はどうなっているか?(清掃業者が入っているのか、もしくは社内で当番制なのか?)

また、トイレで他の社員に遭遇するかもしれません。

・遭遇した社員は感じは悪くないか?

・会社の悪口や仕事の文句・人に対する愚痴をトイレで言っているようなことはないか?

トイレをお借りできたら、是非上記のようなことに注意してみてください。


その中で

「あれ?」とか「大丈夫かな?」などと思うことがある場合は、

その感情を無視することなく、慎重に検討した方が良いでしょう。


面接官


次に面接官についてです。

まさにあなたが対話をする相手なので、

最大限の情報を読み取りましょう。


面接官に関してのチェックリストとしては、

・上から目線だったり、横柄な態度ではないか?

・複数面接官がいる場合、誰かが誰かに妙に気を使っているような感じはないか?

・話し方がボソボソしていて聞き取りにくかったり、コミュニケーションが取りづらいかんじはないか?

といったようなこと、

ようは、あなたが不愉快になったり不安になるような点が無いか?ということを

やや厳しめに観察するようにしてください。


それは例えば最終面接で、相手が社長であっても同様です。


こちらがきちんとした態度で面接に臨んでいることが前提ですが、

社長だからと言ってその時点ではまだ社外の人間である求職者のあなたに対し

横柄ととれるような態度で話すようであれば、

その会社は恐らくよく無いので考え直した方が良いです。


ただ面接で色々な質疑応答していく中で、

あなたのことをよく知るために厳しい質問をされることもありますので、

それはまた別の話です。

鋭い質問に関しては、しっかりと応答すれば

自分自身の絶好のアピールの機会になりますので、

追求されても大丈夫なようにしっかりと自己分析をしておきましょう。


面接官以外の人


最後に面接官以外の人に関してです。

正直ここが一番重要です。

なぜなら、面接官は面接をしている当事者なので

ある程度準備していたり、取り繕ったりできますが

関係のないその他の社員の場合、素に近い部分が見られる可能性が高いからです。


面接官以外の人にそもそもどこで会うのか?というと、

例えば受付から会議室等まで案内してくれる人であったり、

移動している時にすれ違う人・目にする人などです。


ここで特に注目してもらいたのは、

女性社員のようすです。



女性社員がいたら、なるべく表情やどんな雰囲気でいるのかを可能な範囲で見てみてください。

なぜなら、もしその会社に問題がある場合、

男性社員よりも女性社員の方が、表情や様子に不満が現れるからです。


私自身女性ですが、

やはり女性は感情の生き物です。

職場に対して根本的に解決できないレベルの不満を持っていると、

男性社員よりもそれが表情や態度に出る傾向があります。

男性はサラリーマン根性のようなものがプログラミングされているのか、

ひどいパワハラを受けていて内面は不満だらけでも、

表面的には飄々としているようなことがままあります。


対して女性は、男性に比べて感情が顔に出る生き物なんです。

もちろん、態度に出さないという女性もいると思いますし、

逆に不満がそのまま態度に出る男性もいるとは思うのですが、

割合でいうと女性の方が良くも悪くも圧倒的に素直に感情を表していると言えます。


なので、働いている女性社員の表情が暗くないか?

妙に感じ悪いようなことはないか?

(本当にブラックな会社で働いていると、

例えば面接を受けに来た人に対して睨むような目つきでみたり、

感じ悪く接するようなことがあります。

決して良いことではないのですが、

「この会社には来ない方がいい」ということを暗に示しているともいえます。)

まとめ


全体を通して大切なのは、

「自分自身がこの会社をよくみて判断する」

という視点でしっかりと冷静に企業のことを見ることです。



そうした中で

「ん?」「あれ?」という違和感を感じた場合、

その違和感は入社後には大きな問題となって降りかかる可能性が高いです。


なので自分自身の持っている感覚を総動員して、

しっかりと相手(企業)のことをみてください。


人間は以外と野生的カンを持っているもので、

おかしな会社の場合、大抵何かしらの違和感は感じます。


そのことを忘れずに、自分自身の感覚を大事にしてくださいね。

ブラック企業は、表面は取り繕っているかもしれませんが、

きちんとした目でこちらが見れば絶対にほころびがありますからね。


最終的に頼れるのは自分自身です。

しっかり冷静かつ客観的な視点を持って、

大きな後悔の無いように自分自身を守りましょう。





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