自分の仕事がくだらないと思ってしまう女性への処方箋|<感想>齋藤薫 「美人」へのレッスン

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こんにちは、ありすです。

私はグランドスタッフの仕事をしていた時に、一時期深く悩んでいました。

自分の仕事に誇りが持てなくなり、

自分がやっている仕事は大したことないんじゃないか?

くだらないことに毎日を費やしてしまっているかもしれない。

そんな風に毎日思っていたのです。


毎日やる気が出ずにしんどい状況が続いていた時にたまたま出会ったのが、

この本でした。

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女性がしなやかに仕事を続けていくうえで大切な意識とは


「美人」へのレッスン 齋藤薫著

出典:Amazon



全くビジネス書ではないのですが、

私が仕事をしていく上での意識が変わったきっかけとなった本です。

私は正直この本に助けられました。

著者の齋藤薫さんは有名な美容ジャーナリストの方ですが、

私はあまり詳しいことを知らずにたまたま書店で本を手に取りました。


この本では、女性が美しくなる上での本質的な解のひとつ、

美しく生きるための意識の持ち方・変え方が示されています。




当時私は20代前半で、航空業界の仕事をしていたのですが、

仕事には慣れた頃で、新鮮味がなくなり、

一定のやりがいはあるのだけれど待遇が良くないこともあって、

自分がやっている仕事に誇りが持てない。

自分がなんだか毎日くだらないことをしているんじゃないか


そんな気持ちになっていました。


航空業界のグランドスタッフの仕事は、

一見華やかに見えるかもしれませんが、

毎日は地味なことの繰り返しです。


毎日いろいろなお客様に遭遇しますが、

その「色々」すらもある程度慣れてしまうとパターン化されてきて、

毎日簡単なことしかしていない(ような気がする)自分に成長が見えなくて嫌気がさしたり、

そんな自分には価値がないんじゃないかとさえ感じたりするように。


そんなときに、たまたまこの本を読みました。

そして、よい意味で衝撃を受けました。


今は本が手元にないので私の頭の中に残っているかなりアバウトな要約になりますが、

以下のような内容の記述がありました。

どんな些細でつまらないように思える仕事にも、

必ずその仕事の美しさがある。

例えば映画か何かワンシーンのように、

遠くの方からカメラが

自分の仕事をしている様子を少しづつ映しているような場面を想像してみるといい。

「そんな、私の仕事なんてコピー取りやお茶汲みばかりで大したことないし・・・」

という人がいるかもしれないが、

そんな風に思う必要は全くない。

むしろそういった仕事にこそ、他の人からみたときの美しさがある。



ある営業マンがいて、

その人は自分の職場がイヤでたまらなくて、最悪な職場だとさえ思っていた。

しかしある日、自分の職場に「ものすごい子」がいるということに気がついた。

その子は、いつも、どんな時でも、

何があっても、どんなにイヤなことがあったり落ち込んでいても、

雨が降ろうがヤリが降ろうが、

「おはようございます」「お疲れ様です」

「いってらっしゃい」「おかえりなさい」

を、いつも変わらない、明るく透き通った声で必ず言うんだと。

そんな「ものすごい子」がいることにあるとき気づいた。

それまではその職場がイヤでしょうがなかったけれど、

そのことに気づいてから、

うちの職場も捨てたもんじゃないかも、

むしろ結構いい職場かも

とさえ思えるようになった。


他にもいくつも響いたフレーズがあったのですが、

上記の内容は読んだ当時から10年近く経った今でも覚えています。


当時仕事について悩んでいた私は、

この本の内容がものすごく響いてきて、

自分の仕事のとらえ方の発想の転換を得ることができたんです。


この本を読んでから、

「私の仕事も、見ようによっては全然大したことなくないかもしれない、

むしろすごく美しいと思えるものかもしれない」

「どんなに小さなことに思えても、自分の仕事を真摯に丁寧にすることで

その価値を高めることができるかもしれない」

と、ひとつひとつの仕事に前向きな気持ちで取り組むことができるようになったんです。


すると、

それまでは自分の仕事ってなんだかちまちましていて、

あんまり大したことしていないし、

正直くだらないかもとさえ思ってしまっていたのが、


何となく「他人の視点から見た、美しく仕事をしている自分」をイメージできるようになったことで、

実際にそのイメージに近づこうという気持ちが起こり、

それまでとは比べられないくらい前向きな気持ちで仕事に取り組めるようになりました。


そして実際に仕事をする自分自身が

仕事をしている時間が楽しくなりましたし、

自分自身で自分の価値を感じられるようになったことは変化として大きかったです。


そして、そのように前向きな気持ちで仕事に取り組めるようになってしばらくすると、

あるとき先輩の一人が、

「○○さん(上司)が『ありすさん最近なんかいい感じだね、頑張っているね』と言っていたよ~」

とたまたま教えてくれたことがありました。


正直私の変化なんて小さなものだし、上司が気づいてくれるものとは全く思っていなかったので、

すごく意外で、でも本当にうれしかったです。

小さい部分でも頑張っていれば、きちんと誰かが見てくれる場合もあるんだなと思えました。


その後いろいろな理由からグランドスタッフの仕事は2年で退職しましたが、

途中でダメになりそうになった時にこの本に出会って、

気持ちを切り替えて取り組めた経験が、

私にとっての財産になったことは間違いありません。


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