グランドスタッフのやりがい・魅力①: 個人プレー&チームプレー

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こんにちは、ありすです。

今回はグランドスタッフとしてお仕事する上での私が感じたやりがいや魅力について、これでもか!!というくらいたくさんお伝えしたいと思います。

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これだからグランドスタッフは辞められない


ところでグランドスタッフになりたいなと思ったことがあるあなた、どうしてそう思ったのか、よかったらこっそり私に教えてくださいませんか?

    ・空港でテキパキ対応してくれる姿がかっこよかったから?

    ・制服をビシッと着て、笑顔が素敵だったから?

    ・外国人のお客様とスラスラと英語で対応しているのがまぶしかったから?

はい、素晴らしいです、全部正解です!

グランドスタッフの仕事の魅力は、本当に上記に挙げような、皆さまがイメージしてくださる通りのところにあると思います。

グランドスタッフの仕事は、地味な勉強の連続で、先輩がこわかったり、とにかく体力勝負だったり、その割にお給料が超激安だったり、表に見えない大変さがたくさんあるのは事実です。

が!

やはり多くのみなさんがおそらく持ってくださっているグランドスタッフの「素敵なイメージ」というのも、間違いなく本物なんです。

グランドとして実際に働いていた私自身が、一歩引いて客観的に仕事を見たときに、「やっぱりグランドスタッフとして働けているのって素敵かも」って何度も思いましたからね。


やりがい・魅力 その1:テキパキこなすのってカイカン!


こちらの記事にも書きましたが↓

グランドスタッフ、ストレスとかつらいことたくさん・・

2018.02.12
常に時間と闘っているグランドスタッフ。

もちろん、時間に追われるのって大変です。
ストレス要因のひとつでもあります。
なのですが、テキパキとこなしていくのって、それはそれで楽しく刺激的で、やりがいポイントの一つでもあるのです。

ひとりでさくさくこなす楽しさ

グランドスタッフの仕事、その中でも私が主に経験した出発便の仕事の中での例を挙げてみます。

まずカウンターでチェックイン。

次から次へとくるお客様をチェックインしていきます。
なるべくてきぱき、でも流れ作業にならないように感じよく。

勿論どこか不安そうにしているお客様には「もしかしてここが不安なのかな?」というポイントは強調して説明してみたり、何か言いたげだったら耳を傾けてみたりします。
逆に明らかに旅慣れているビジネスマンはてきぱきさくさく、素早い対応を心がけます。

ある男性のお客様をチェックインカウンターで対応したところ、「キミ手際いいね!」とお声がけいただいたことがあります。
嬉しかったなぁ。
時々そのように口に出してお褒めのことばをくださるお客様がいると、とても励みになりますね。

チェックインがおおかた終わりに向かい始めると、搭乗口に移動して搭乗口付近でのお仕事に移ります。
搭乗口では、必要に応じてお客様のお呼び出し、搭乗時刻が近づくと搭乗案内のアナウンス、そしてたくさんのお客様がなるべくスムーズに搭乗を済ませられるように誘導などの対応を行います。

呼び出しやアナウンスはターミナル中に自分の声が響き渡るのではじめはそれはそれは緊張しました
でもド緊張するのははじめの1回目くらいで、やっているうちにどんどん慣れていきいます。

個人的にはアナウンスはグランドスタッフの仕事の中でも好きな業務でしたね。
実はグランドスタッフの仕事はなかなか上司に褒めてもらえることが少ないのですが、私の場合唯一上司に褒めてもらえたのがアナウンスに関してです。

そのほかにも搭乗口ではお客様の搭乗をスムーズに行えるよう、優先搭乗の対象のお子様連れを探して搭乗前のパスポート確認を先に済ませておいたり、混雑する便は改札前のパーテーションを工夫してきちんと並んでもらいやすいようにしたり、色々と先回りして動きます。

機内持ち込み希望のベビーカーを早めにお預かりするのも大切ですね。搭乗が始まって混雑してしまうと機内お預かりすること自体が難しくなってしまいますので、お客様にもチェックイン時に事前に話してご協力をお願いしておき、スムーズにお預かりできるように搭乗スタッフも目を光らせています。
   
このような一通りの流れや動きがわかるようになると、今自分が何をすべきかというのがだんだんわかってくるようになります。
自分の中でもいかに効率よく先読みして動けるかをある種ゲームのような感じでトライして、うまくこなせている感覚があると楽しく、忙しいながらやりがいを感じる瞬間となっていきます。

チームで協力する楽しさ

グランドスタッフの仕事はチームプレーです。
それぞれが自分のすべきことを個人レベルで淡々とこなす部分がある一方で、周りの状況を見てチームで協力しあって仕事をしている楽しさを感じる瞬間がたくさんあります。

チェックインカウンターでの仕事は変わったことが無ければどちらかというとそれぞれが淡々とお客様を捌いていくこと中心になりますが、周りのカウンターに入っているスタッフの進捗も見ながら、チェックインの残り数と終了時刻までの残り時間を見ながら各人が進めていきます。

ときに車いすのお客様や特別な配慮・手続きが必要なお荷物がある場合(例えば預けのペットや、特別に重量やサイズが大きいものを預かる場合など、いずれの場合も事前の申し込みが必須)、スムーズに手数料お支払いのカウンターに案内したり、外部の貨物担当と連携して貨物引き渡しの処理などの連携が必要になります。

その他、お子様の一人旅やお体の不自由な方など搭乗口までのスタッフのお付き添い(エスコート)が必要なお客様の場合も同様です。
外部の関係会社が担当している場合と手が空いているグランドスタッフが対応する場合といろいろありますが、スムーズにエスコート担当の者に引き継ぎます。

搭乗口での業務はよりチームプレーを感じられる瞬間の連続です。

搭乗担当のリーダーの指示のもと、必要に応じてお客様の呼び出し、搭乗券の差し替え、国際線からの乗り継ぎの方のチェックインなどを進めていきます。

搭乗券の差し替えというのは、例えばお座席の変更がある場合などですね。
満席の便でよくあることですが、カウンターでチェックインした時にはお連れ様同士お隣でとることが出来ないことも多く、その場合一旦はその離れたお座席でチェックインさせていただきます。

そこで確約はできないのですがお座席一緒ご希望のリクエストを出しておき、便の内容が固まるころにお座席を調整してお隣同士のお席に変更できる場合もあります。
その場合は搭乗口でお客様をお呼び出しして、変更後のお座席のお搭乗券に差し替えるという流れになります。

あとは搭乗が始まってからお客様全員が機内に搭乗するまでの間の動きですね。
搭乗の残り人数が少なくなってくると(システム上でリアルタイムで確認します)、搭乗リーダーとアナウンス担当以外の搭乗口のスタッフは近く・遠くのターミナルやCIQ(税関・出国審査・検疫のエリアのこと)に散らばり、無線機で搭乗リーダーと連絡を取りながら未搭乗のお客様を捜索します。

常に搭乗口のスタッフと連絡を取りながら、便の出発までの臨場感を感じてのチームプレーを非常に感じる場面だと思います。

まれに改札システムの読み込みができていないなどの理由で搭乗済のお客様がシステム上未搭乗になっていることもあるので、機内のお客様の席に行って確認することもあります。

ターミナルやCIQでお客様を探すスタッフは、便名やお客様の名前(名前は残り数人になった場合)を叫びながらお客様がいそうなところをとにかく探し周ります。

お客様をみつけるために大声で叫びますし、走り回ります。あまりエレガントではありませんがそんなこと言ってられません笑

見つかった場合はお客様のパスポートと搭乗券を確認し、無線機で搭乗リーダーに見つかったお客様の名前と見つけた場所を伝えて、お客様には搭乗口に急いでいただくよう促し、時には搭乗口まで一緒に走ります。


余談ですが、搭乗締め切り時刻に近づいてもいらっしゃらないお客様は、降りていただく(便に乗らない、というか乗れない)可能性も考えて預けの荷物の有無を確認し、預け荷物がある場合は貨物担当と貨物のロケーションを確認して預けのお荷物をおろすよう動きます。

なぜなら

———
搭乗締め切りになってもお客様がいらっしゃらない

時間を守らない1人のお客様のために便を遅延させることはあってはならない
(他の時間通りに搭乗いただいた何百人のお客様に迷惑がかかります。遅延によって目的地到着が遅れるだけでなく、お乗り継ぎがあるお客様が乗り継げないということも発生します。)

時間通りに来ないお客様は降りていただく方向になるため、預けたお荷物も探して降ろし、時間までに来なければお客様を待たずに便は出発
———


ということになるからです。

もちろんスタッフとしては予定通り全員のお客様にご搭乗いただきたいですし、そのためにぎりぎりまで必死で呼び出しをかけて走り回って叫びながら探します。
しかしそれでもみつからない場合は、本当にご搭乗いただけません。

ぎりぎりで見つかって搭乗口まで走り、無事ご搭乗いただけたお客様も何度も見た一方で、本当に降りていただいたお客様も何人も見てきました

みなさん、ご自分のためにも、搭乗時間は余裕をもって行動してくださいね。

時間に追われる中で、チームで連携を取りながら働くのはグランドスタッフの仕事の醍醐味のひとつであると思います。
連携してチームで仕事を進めていくのって、一人で淡々と進める仕事では味わえない楽しさがあります。

最後のお客様が無事みつかり、全員ご搭乗いただき、搭乗者名簿をクルーに引き渡し、ドアがクローズしてプッシュバック(飛行機が動き出すこと)した瞬間、グランドスタッフの仕事がようやく終わり、みんな一気に安堵感に包まれます。(そして飛行機が戻ってこないことを祈ります笑)

まとめ


グランドスタッフのしごとの魅力・楽しさについて、

    ・てきぱき自分でできることを確立いていく楽しさ
    ・チームで協力しながら進めていくやりがい

にポイントを置いて書かせていただきました。

次の記事でも引き続きグランドスタッフの仕事の魅力についてお伝えしたいと思います。

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